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2008年8月

2008年8月28日 (木)

押井監督に直訴する機会がやって来た

トークショーが終わり、押井守監督の控室へ向かいます。
監督の控室は、試写会会場の図書館から少し離れた別棟の教室。

雨の中、Uさんと一緒に模擬店に集まる人波をかき分け進みます。
スケジュールの都合で、あと30分ほどで出発してしまうと伺っていたので、かなり焦っていました。

初めて押井監督にお会いする緊張感と少ない残り時間を気にしながら、控室のドアを開けると、そこはかなり大きな教室でした。
我々は、その教室の後ろから中に入るような感じです。

前方の黒板に近いところに石井プロデューサーとプロダクションI.G スタッフの方々の姿が見えます。
そして、黒板のすぐ右脇にある折り畳み式の机に押井監督がこちらに向かって座っていました。

「ついにこの時が来た!」

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2008年8月27日 (水)

行動へ

『散香』1/1実現に向けて、押井守監督へ直接アピールする機会は意外にも早くやって来ました。

5/31横浜国立大学で行なわれた世界初披露となる『スカイ・クロラ』試写会。
この日、押井監督のトークショーが行なわれると伺い、Uさん(今回の『スカイ・クロラ』関連でお世話になっています)のお引き合わせでご挨拶を兼ねて訪問することになりました。

080531_10380001
(雨に濡れる横浜国立大学 校門前)

当日は、あいにくの雨。
学園祭で人があふれるキャンパスの敷地を抜けて、会場となる図書館へ向かいます。

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2008年8月26日 (火)

ロストック社 公式サイト更新中!

アニメ@nifty『スカイ・クロラ』特設サイトの特集企画のひとつとして、ロストック社 公式サイト を運営していますが、劇場公開開始後も随時更新が続いています。

もしかすると、ふつうの企業サイトよりも更新しているかも知れません。

特設サイト本体以上のボリュームになってしまったのも、社員Aと社員Bが熱を入れ過ぎたせいかも知れません。

さて、先週末には、このサイトでロストック社モデルの最新型パソコンが発表されました。
こちらは、ご存じの通り、NECさんから発売されているものです。

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2008年8月25日 (月)

妄想から行動へ 2

石井プロデューサーを含めた打ち合わせで、1/1『散香』実現の難しさを伺ったのは、以前書いた通りです。

実は、その時に、

「1/1だといくらかかるのでしょうか?」

と質問をこちらから投げかけたところ、石井さんから、

石原慎太郎さんの映画で『隼』を実物大で作ったところ、2機で5,000万円かかったと聞いてます。1機だと2~3,000万円くらいではないでしょうか。」

というご回答をいただきました。

ちなみに『隼』とは、海軍の零戦と並んで太平洋戦争で活躍をした旧日本陸軍の一式戦闘機のこと。
この映画では、実物の設計図を使って外観復元をしたといいます。

「2~3,000万円ですか…」

と会議室が重い空気に包まれ、この話も終わりかと思っていたところ、

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2008年8月22日 (金)

押井守監督トークイベント@池袋シネマサンシャイン

昨日、池袋シネマサンシャインで行なわれた押井監督のトークイベントに行って参りました。

直前の激しい雷雨にもかかわらず、劇場内は大勢のファンで埋めつくされていました。

石井プロデューサーからの、

「この中で、すでに『スカイ・クロラ』を観た人」

の問いかけに対して、観客の手が一斉に上がったことからも、本当に熱心な方々が集まっていることがわかります。

20080821_1s
(石井プロデューサー[左]と押井守監督[右])

上映前ではありましたが、1回以上観た方が多かったこともあり、話の内容は「!」と思うことばかり。

社員Aは、この作品を4回観ていますが、それでも思わずうなってしまう事実ばかりでした。

押井監督曰く、

「僕らが2年かけて集めた情報のうち、観た人が受け取れるのは、10~20%くらいだろう。
それを『ムダだ』と思うかも知れない。
(10~20%しか受け取れなくても)それでも(観客が)『映画を観た!』と感じてもらえるのだから、僕はムダだとは思っていない。」

それを受けて、石井プロデューサーが、

「全てをわかっていただくためにも、ぜひ、ここサンシャインシネマであと9回は観てください(笑)」

とおっしゃっていましたが、絵に描いたような凡人である社員Aは、あと10回観ても、作品に盛り込まれた全ての情報を受け取れるか自信がありません。
押井監督の話を伺うたび、

「そんな意味があったのか?!」

と、その世界の奥深さに驚いてばかりでしたから。

20080821_2s
(ヴェネチア映画祭に向けて、相当気合が入っている押井監督。「いつもは貸衣装なのに、今回は菊地凛子さんの黒い情熱的なシャネルのドレスに合わせて、タキシードを新調した。」と石井プロデューサーからバラされていました。)

イベントの最後に質疑応答がありましたが、その中から1つ。

この作品にもバセットハウンド(「3歳くらいの女の子」の設定だそうです。)が登場しますが、ユーイチたちパイロットは構うことをしません。
もっぱらササクラが相手をして、若干ミズキがからむくらいです。

その理由はなぜか?

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2008年8月20日 (水)

『散香』壁紙・パリ航空ショー出展記念バージョン

 昨日から、ロストック社のホームページで『散香』の壁紙配布を始めました。

 今まで@niftyの『スカイ・クロラ』特設サイトで公開していたもの(ロストック社のエンジニア用という設定です)のとは違って、企業がプロモーションのために配布するものとして作ってみました。

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2008年8月19日 (火)

妄想から行動へ

「押井守監督が、1/1『散香』復元に非常に積極的である」ということを伺いました。

そして、その事実を話していただいた石井プロデューサーも、復元に対して前向きでした。

費用的なものは、とりあえず置いておいて(脇に置くには大き過ぎる問題ですが)、『スカイ・クロラ』にかかわる2人のキーマンが、揃って1/1『散香』実現に前向きということは、自分の脳内妄想に留まらない可能性があるということです。(かなり楽観的です)

本当に実現するかはわかりませんが、関係者を集めて「どうすればやれるか?」という検討会議くらいまでは持って行くことは出来るかも知れません。

ただ、制作委員会にも入っていないニフティの担当者が一人で盛り上がっても、何も動きません。

では、どうするか?

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2008年8月18日 (月)

実現のイメージ

頭ではなく、体感で理解するタイプの社員A。 

 「1/1で復元したら、どんなイメージになるのか?」

と、太平洋戦争中の名機 零式艦上戦闘機(零戦)を見に行って来ました。 

プッシャー・タイプの『散香』とトラクター・タイプの零戦と外見の違いは大きいですが、設定資料を見る限り、これとほぼ同じ大きさのはずです。

Dsc_8336m

 間近で見ると、かなりの迫力。

 「『散香』を1/1で見るとこれくらいの大きさか」

 とひとりで脳内でイメージを合成していました。

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2008年8月14日 (木)

思考はめぐる

  では、1/1『散香』への思いはこれで消えたかといえば、全く逆で、次は、

  「どうすればやれるか?」

  に思考のフィールドは移ります。

  ハードルが高くなるほど、ムキになるのが性分ですから仕方がありません。
  しかも、今回のテーマは「世界の押井も見たことがないものを作る」という壮大なもの。
熱くならない方が変です。

  ただ、個人では絶対に無理なことですし、制作委員会が1/2でやることを決めた経緯を見 ても、越えねばならない課題はいくつもあり、どれも簡単にはクリア出来ないものばかりです。

  幸いアイディアは、いろいろ出て来るのですが、考えているうちに、

  「もしかしたら、1/1『散香』実現に熱くなっているのは自分だけではないか?」

  という思いが横切ります。

  「いい年した大人が」

  と言われても仕方がないことです。

  こういう話を切り出した時、果たして、どれくらいの人が共感してくれるものなのでしょうか?

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2008年8月13日 (水)

妄想は続く

  制作委員会で1/2『散香』を作ることが決まったとの知らせを受け、メカ好きの私としては、久々に高揚した気分になりました。

  しかし、どこか物足りない感じが残るのです。
  たぶん普通なら、その完成を心待ちにしていたことでしょう。

 でも、押井監督も自分と同じように1/1に熱い思いを持っていたことを知ってしまうと、不完全燃焼というのでしょうか、何かやり残したようなものを感じます。

  「妄想を具現化する」押井監督。
 『スカイ・クロラ』は、アニメーションという形で我々に示された妄想世界です。
  映像や音響、細部までこだわって作り込まれた作品は、私には、まるで作品の中の世界を実際に見て作り上げられたかのようでした。

  その押井監督を以てしても、ご自身の描いた『スカイ・クロラ』の世界にある物を現実世界の存在として、手に触れたり、知覚することは出来ません。

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2008年8月12日 (火)

1/1『散香』について聞いてみた(2)

冷静に考えると、自分が当事者でも難しいと思います。
まず、『スカイ・クロラ』は、アニメーションですし、既に制作も終わっています。
実写映画のセットとして使用した後に、プロモーション用として流用するなら、1/1を作るとしても合理的な意味があります。
(最近の邦画でいえば、 『俺は、君のためにこそ死ににいくの』で使われた実物大で2機復元された陸軍一式戦闘機『隼』しょうか。)

しかし、プロモーションのためだけに作るとなると話は違ってきます。

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2008年8月11日 (月)

1/1『散香』について聞いてみた(1)

「このスタッフの方々なら、1/1『散香』の持つ価値について共感してもらえるかも知れない」

との勝手な思い込みは、その後、違ったところで顔を出します。

『スカイ・クロラ』特設サイトの企画案を出すにあたり、石井プロデューサーから、

「ニフティさんらしい企画をお願いしますね。」

との言葉をいただいていました。

その結果は、先にお話した通り、ロストック社の企業サイトや特集企画につながっていくのですが、その時に、

「幻の戦闘機『震電』復元の値段は?」

みたいな企画も入れていました。
外観が似ている旧日本海軍の局地戦闘機『震電』の復元費用を調べることで、1/1『散香』復元の入り口に立つくらいのことは出来るのではと思ったからです。

思ったより、よい反応。
これは期待できそうです。
1/1『散香』の話を切り出すのは、ここぞとばかりに、石井プロデューサーに質問してみました。

「映画のプロモーションで、『散香』を実物大で作る予定はあるのでしょうか?
作品の世界観をより強く伝えるためにも、いいと思うのですが。」

すると、

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2008年8月 8日 (金)

設定へのこだわり

「『散香』は、ちゃんと飛ぶように監修してもらっているんですよ。
だから、実機と同じサイズで作って、エンジンを付けたら飛ぶはずです。」

こんな話を製作委員会の方から伺ったのが、今年の春だったでしょうか。
『スカイ・クロラ』は、細かいところまでこだわって映像を作っているという会話の中で出てきた話です。

アニメーションの世界なのに、現実に飛ぶかどうかまで考えてデザインするとは、どれほどのこだわりなのでしょう。
プロフェッショナルの集団は、ただ者ではありません。

「実際に飛ぶ機体を作ろうとしたら、いくらくらいかかるものなんでしょうか?」

と、ふと思った疑問を口にしたところ、

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2008年8月 7日 (木)

「散香」を1/1で見たい!

 この作品に接してから、「人が乗れる大きさで『散香』を復元出来ないものか?」と、この機体のモデルになった旧日本海軍の局地戦闘機『震電』のスペック表を見ながら妄想していた私 社員A。

 「幻の戦闘機とはいえ、『震電』の設計図が残っていたら、それをベースに作れるのではないか?」

 調べてみると、機体を作った九州飛行機は、今は無くなっていて、その事業を引き継いだ企業にも資料は残っていないという。
 唯一現存する機体は、アメリカ国立航空宇宙博物館の倉庫にあり、公開されていないらしい。

 普通なら、ここで終わっていたはずである。
 しかし。

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2008年8月 6日 (水)

ロストック社の企業サイト

 『スカイ・クロラ』に登場する戦争請負企業ロストック社。
 こちらの企業ホームページの制作をニフティで担当しています。

ロストック社 企業サイト

 最初にこの企画書を出したのは、今年の5月だったでしょうか?
 石井プロデューサーからご快諾をいただき、その後、押井監督にご説明する機会をいただきました。

 世界の押井を目の前に、正直すごく緊張しました。
 しかも、作品の中に踏む込むような部分もある企画です。

 初めてお会いする監督は、笑顔で迎えてくれました。
 ご多忙な中でいただいたほんの限られた時間です。
 企画に至った背景と内容を駆け足でご説明し終えた後に、こんな言葉をいただきました。

 「あまり細かくやりすぎると、突っ込みどころ満載になるから気をつけて。」

 ダメだしをされるのではないかとも思っていただけに、監督のご了承をいただき、緊張が一瞬で解けました。
 ホッとしたせいか、つい色々と伺ってしまいました。
 その中のひとつが、ロストック社の起源。

 「これほどの巨大企業であるロストック社の起源は何だと思われますか?」

 「マイクロソフトみたいなITの会社じゃないね。
 国家の枠から離れた企業。そう考えると石油だとかエネルギー関係が起源なのだろうね。」

 実は、こちらの内容は、その時のお話を反映したものだったりします。
 非常に細かい話ですが。 

 この時を含めた、監督とお話した内容は、特設サイトロストック社のサイトに随時反映していくつもりですので、今しばらくお待ちください。

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2008年8月 4日 (月)

復元「散香」

ここは、東京・汐留にある日本テレビ本社前。
7/19から8/31まで同局主催イベント『汐留ジャンボリー』が行われています。

マイスタ広場には、去る7/3のジャパンプレミアで、押井監督といっしょに登場した1/2で復元された「散香」が展示してあります。

Dsc_8299m_2
(斜め正面方向から見た1/2「散香」)

Dsc_8300m
(横から見たところ)

間近で見ると、さすが『スカイ・クロラ』のメカニックデザイナーの竹内敦志さんが徹底監修されただけあって、かなり細かいところまで精密に出来ています。

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2008年8月 3日 (日)

壁紙の裏側

  公開直前の特別企画として、特設サイトで「散香」のオリジナル壁紙の配布をスタートしましたが、いかがでしょうか? 

 この壁紙が出来るまでのことを少しお話したいと思います。

  もとの素材は、設定資料の中にあった線画で描かれた「散香」の三面図。

  それをベースにして、 「ロストック社のエンジニアが実際に使用していた青焼きの設計図面」というイメージで制作したものがこれです。(「青焼き」とは、コピー機が普及する以前に使われていた感光紙を使った複写方法です。日光写真を思い出していただくといいかも知れません。)

  なぜ青焼きなのか?

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2008年8月 1日 (金)

公開前日

この『スカイ・クロラ』特設サイトがオープンして1週間。
いよいよ公開まであと1日となりました。

大ヒットして欲しいと思うのは当然ですが、それ以上に作品の奥深さ、押井監督のすごさが一人でも多くの人に伝わって、いっしょにこの面白さを共有出来る人が増えて欲しいと願っています。

さて、まだ出来たばかりのサイトにもかかわらず、多くの方々にお越しいただき、本当にありがとうございます。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

至らぬ点も多いかと思いますが、みなさんからお寄せいただいたリクエストにもお応え出来るように努めて参りますので、引き続きよろしくお願いします。

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